論文を書こうとすると、統計学の知識が必須になってきます。
その際、どこまで知っておく必要があるのか、ということですが、個人的には、さほど深い知識はいらない気がしています。
臨床研究の指南書でも、統計学の深い知識は不要、と書いてあるものは散見されます。
臨床研究立ち上げから英語論文発表まで最速最短で行うための極意 (すべての臨床医に捧ぐ超現場重視型の臨床研究指南書)
ただ、ある程度の知識は必要で、私が、論文を書く際に、確認するのは、
です。
厚みもない本ですが、かなり、ポイントを抑えてあると思います。
そして、この本の中にあって、重宝するのが、
"統計手法を選択するときの6つのチェックポイント"という表です。
差か相関か、データの対応性、変数の種類、正規性、比較する群の数、症例数、の6つから、適切な統計手法を選ぶことができる早見表です。
データを解析する際、どの統計手法を選ぶべきかは、私のような初学者は自信が持てませんが、ひとつ、この本を根拠に選択することができます。
統計も数学なので、実践の中で、知識を増やしていくことが結果的には、定着もするし、理解もできる気がします。
より複雑なことに関しては、統計に詳しい方に相談することで、概ね解決できるのではないでしょうか。