医学博士を取得するかどうかは、医者のキャリアパスでひとつの悩みどころではないでしょうか。
学位をとるには、
・大学院に進学して、甲で取得
・大学院にはいかずに、論文を提出しての、乙での取得
のいずれかになります。
恐らく、旧国立(私立も一部はそうでしょうか)の大学病院の医局員は、どこかのタイミングで、
大学院に進学
→ベッドフリーで(この期間などは施設による)、基礎研究
→論文アクセプト→博士号
となることが多いのではないでしょうか。
私は旧国立の大学病院の所属ではありませんが、大学院に進学して、基礎研究を行い、無事に論文のアクセプトが得られ、学位取得ができました。
私の同期は6人いましたが、卒後10年の段階で、学位所得は3人(50%)で、
その内、2人は大学院進学、もう一人は、院にはいかず臨床研究の成果で、論文学位を取得していました。
私が市中病院に勤めているときに、大学医局に属さない勤務医が、臨床研究でのPaperで、とある大学の学位を取得していた先生もおられました。
そうなると、医局に所属することは学位の点でも必須ではないようです。
2016年と少し前ですが、M3の記事では、最近は、学位取得希望者は減っているとのことです。
まずは専門医、と考える医師が多いようです。
ただ、大学院での研究にも得るものはあるし、臨床論文も書かないよりは、書いた方がいいでしょうから、博士号も結果、取れるものなので、取っておいたらいいようには思います。